その3 インドの神話から

ガルディミムス

ガルディ・ミームス[ Garudi-mimus ]は「ガルーダ[Garuda]」とラテン語のミームス[mimus]を合成したもの.ミームスとは「物まねをするもの,道化者」のことで,この場合は合わせて「ガルーダもどき」と訳しておきます.
 ガルーダはヒンズー教の神ヴィシュヌの乗り物.巨大な鷲の形をしています.これをシンボルにしているのがガルーダ・インドネシア航空.スチュワーデスの話によるとガルーダは神の鳥だから,インドネシア航空の飛行機は(絶対に)落ちないのだとか.

標本はモンゴルのオムノゴビで発見.
 これは頭骨と部分的な胴体の骨からなりますが,鳥様の外見をしているところから,「ガルーダもどき」と名付けられたそうです.模式種はガルディミムス・ブレビペース[Garudimimus brevipes].ブレビ・ペースはラテン語のブレウィス[brevis](=短い)+ペス[pes](=足)の合成語.つまり,「短い足のガルーダもどき」という意味.
 英語のブリーフ[brief](=短い)はもちろん,ラテン語のブレウィスから派生したものですね.

英語圏の人は『ガー・ルードゥ・イ・ミエム・ウス』と発音します.ラテン語風なら『ガルディ・ミームス』かな.


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【ここに登場した恐龍】

Garudimimus Barsbold, 1981
【模式種】Garudimimus brevipes Barsbold, 1981
【産 出】中央アジア(後期白亜紀)
【分 類】
THEROPODA Marsh, 1881
 ORNITHOMIMOSAURIA Barsbold, 1976
  GARUDIMIMIDAE Barsbold, 1981
   Garudimimus Barsbold, 1981




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